■ STORY

古代ギリシャでは月桂樹や月桂冠は勝利や栄光のシンボル。ギリシャ神話では、アポロンにからかわれたキューピットが、恋に落ちる金の矢をアポロンに、恋を拒絶する鉛の矢をダフネに射った。アポロからの恋を拒絶したダフネは、清廉であり続けたいがゆえに月桂樹に姿を変えてしまう。愛するダフネを失ったアポロンは、永遠の愛の証としてその枝で月桂冠を作り、いつまでもそばに置いた。

■ CONCEPT

ひとつひとつの葉は、純銀ベース・純銀ベースに純銀線で絵柄を描いたもの・銅板ベースと3種類の方法にて制作。七宝の表現方法の可能性をわかりやすく体現したものであるとともに、異素材や制作方法の違いを楽しめる作品。パーツごとにばらばらになり装身具にも。花言葉は「死すとも変わらず」。私が死んでも変わらない想いを保持する作品、そして太陽神に見守ってもらいたい気持ちも込めています。

2020. 03 徳川美術館 雛まつりコラボレーションにて展示

サイズ:40cm × 40cm